ボーイング 787 初期トラブル

朝から会社でずっと会議に次ぐ会議でした。でも、新しい会社はとても楽しく、改めていい会社に転職したと思います。

ボーイング787のトラブルが続いています。日本航空のボストン便の機内の予備電池で火災が発生しまして、消化活動が行われたかと思えば、ボストン線に就航中のもう一機はボストンローガン空港を滑走中に燃料もれを起こして、離陸をやり直しました。
787はデリバリー前のテストフライトでも同じような火災でテキサス州のローカル空港に緊急着陸したことがありましたので、類似した事例かも知れません。

私は、前の前の会社が某大手航空会社でしたが、その時の知識と最近のボーイング社の情報を総合して、あえて私見を申し上げます。『一連の事故はボーイングにとって印象は悪いですが、全てボーイングの想定の範囲内で、安全性の観点からは問題無し。』と言えます。それ位、最新鋭機材では、安全性については二重三重のバックアップがされております。

エアバスの20年前に設計されたA330やA340の方がよっぽど不確実で、また大型機のA380に至っては燃料タンクにつながっているロールスロイスのエンジンが火を噴いて緊急着陸を何度もやっています。カンタスやシンガポール航空のA380はエンジン火を噴く事故が何度も起きた為に、一時、全てのA380が運航中止にしばらくなった位です。

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