成田で米入国事前審査 日本人の手続き簡便に

米国土安全保障省は29日、日本の成田空港など外国の10空港に担当官を派遣し、米国行き航空機の搭乗前に乗客の入国審査を済ます「プレクリアランス」(事前審査)を導入する計画を発表した。日本人にとっては米入国手続きの壁が低くなりそうだ。導入時期は日米当局が今後の交渉で決める。

導入を検討するのは成田のほか、英国、ベルギー、オランダ、スペインなどの各空港。各国当局と導入時期や条件を詰める。現在はカナダなど6カ国の15空港で実施済みだ。今回、新たに対象とした成田など10空港から2014年に渡米した乗客は延べ約2千万人に上るという。

日本で唯一の候補となっている成田に導入されると、常駐する米国の担当官が、通常は米国到着後に実施する入国審査や通関、検疫といった一通りの手続きを成田の搭乗前に済ます。乗客は米国で飛行機を降りた後、入国審査の長蛇の列に並ぶ必要がなくなる。韓国などとの乗客獲得競争が激しくなるなかで、成田も旅客サービス向上へ導入を求めていた。

米国はさらに入国時に自動認証機械を使って簡略な審査で済ます「グローバル・エントリー・プログラム」の対象国にも日本を加えることにしている。搭乗客が事前に個人情報を登録しておくと米国に到着後、担当官との対面でなく「キオスク」と呼ばれる自動認証機械を使い、迅速に入国手続きを済ませられる。

現在、米国民以外に永住権所持者や韓国など一部の外国国民にだけ登録が認められており、日本側が参加を強く求めていた。日米相互の人的交流拡大に向け、両当局が調整中だ。

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