iPad miniはバカみたいに高すぎる

iPad miniが素晴らしいデバイスであることに対して疑問はありません。

「血統」が良すぎるのと何より背後に見え隠れする「お金」。ジョナサン・アイブが創りだしたミラクル要素はあるものの…どうしたって高すぎます。そしてこれはアップルからの悪い兆候であると思うのです。

一見したところiPad miniは競合製品と比較しても多く勝る点があります。アップルはより小さく軽くなったデバイスに大きいスクリーンを搭載し、モバイルコンピューティングの終盤戦に差し掛かったとも言えます。

iOSは伸びてきているタブレットのエコスシステムの中でも最も成熟していて、小さいだけが価値ではないことを証明しているし、他の競合7インチタブレットにはない4Gも搭載されています。

しかし良く考えてみてください。小さくなった製品ですが注目すべき重さの違いはたった344グラム。7.9インチのiPad miniは7インチのKindle Fire HDやNexus 7 よりサイズは大きいですが、小さいタブレットは小さいタブレット。より持ち運びしやすいと言えばそうですよね。ディスプレイについて話すなら、iPad miniはAmazonやGoogleの競合製品より25%ピクセル解像度が劣りますね。Retinaモデルの劣化版というより、明らかに他とも比べても悪くなっていると思うのです。

iPad miniのプロセッサーはA5ですが、Kindle Fire HDの1.2GHz dual-core OMAPや Nexus 7のクアッドコア Tegra 3 よりも劣っています。加えてminiの方のRAMは512MBと他の競合製品に比べて半分。Amazonは「アップルの庭(さらに言うとその中でも弱い部分)」に侵出し充分に戦えるまでになったし、Googleも間もなく追いつくでしょう。

iPad miniはKindle FireとNexus 7 と並べてみるとかなり近いフィールドにいるにも関わらず、価格を比較してみるとがっかり。16GBのWiFiモデルのiPad miniは330ドル(日本は28800円)、同等のKindle Fire HDより130ドル(約1万円)高いですよね。大して良くなっていない製品のうちの65パーセントはプレミア、ブランド価格みたいなものです。16GBのNexues 7(249ドル)に比べても80ドル(32%)も高いですし、Googleは来週にも売価を下げる事が噂されています。

もう少し見方を買えてみて、300ドル出せるのなら(16GB iPad miniより10%低い値段)、もっと大きくて解像度もより高い8.9インチのKindle Fire HDが手に入るし、32GBのNook HD Plusも買えてしまいますね。価格やスペック比較はこの記事の表(英語)から見ると一目瞭然です。

アップルは「アップルプライス」を乗せてきているのだと言えるかもしれませんが、この手法は時代遅れだと思いますよ。

天才的ですらあった初代iPadは「一番最初」の製品では無かったけど、でも一番安かった。他の競合製品は500ドルで戦えるタブレットを出すのに1年かかったのです。

ここ数年のMacBook Air もそうでした。ウルトラブックスタイルのコンピューターを安価に提供できるようPC製造業者を助けるためにインテルは3億ドルのファンドを設立したくらいです。ここ2年のアップルは(アップルストアの小売業独占のお陰もありますが)未だ難攻不落です。

相対的に高い製品を出すということはアップル後退の第一歩…特に類似製品が多い、小さいタブレット業界で意味不明なポジションを取りに来ていることがその事を表しています。Amazonはすでに第二世代のKindle Fireを出しているし、思い通りにできる非常に多くの優良顧客を抱えています。

アップルのiPad miniの値付けはミスってるし、最低だし、傲慢。小さいタブレットが学校や子供達にとって重要になっていくのは明らかだし、AmazonやGoogleと全ての世代の優良顧客を巡って戦っていけるのでしょうか。

iPad miniは素晴らしい製品かって? もちろん。うん、多分。
人々はこれをたくさん買うと思う? きっとそうなると思う。
でも130ドルを節約しようとする人もたくさんいると思います。

そしていつしかアップルであることのプレミア、クールな税金を払っているのが古い感覚であることに気付かされる日が来るでしょうね。世の中には無駄に高すぎるガジェットが溢れていますが、アップルが機会損失をしてしまっているのではないか、傲慢さが目立ってきているのではないか、いささか心配です。

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Kindle 日本版

キンドル発売、8000円台から 米アマゾン予約開始
カラー液晶タブレットは12月に
2012/10/24 15:32

 米アマゾン・ドット・コムは日本で電子書籍端末の「キンドル」を発売する。24日午後からインターネットで予約を受け付け、11月に出荷する。カラー液晶を搭載した小型タブレット(多機能携帯端末)「キンドル・ファイア」も12月に発売し、音楽やゲームを配信する。価格は「キンドル」が8480円から、「キンドル・ファイア」は1万2800円に抑えた。

 主要な電子書籍端末やタブレットが日本でも出そろい、販売競争が激しくなりそうだ。アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は同日午前、「日本語を美しく表示できるよう特別なフォントを開発した。世界最高の端末とサービスを用意した」と日本経済新聞に語った。

 電子書籍端末の「キンドル・ペーパーホワイト」は、「Wi―Fi(ワイファイ)」でネット接続する機種が8480円。NTTドコモの3G携帯電話回線も使える機種が1万2980円。3Gの通信料金はアマゾンが負担するため、利用者は無料でアマゾンの電子書店「キンドルストア」に接続して電子書籍を購入できる。

 11月20日から出荷する。購入できる電子書籍は角川グループパブリッシング、講談社、小学館、新潮社などの作品で、計約5万冊。

 タブレットの「キンドル・ファイア」の価格は1万2800円、高精細の液晶を搭載した「ファイアHD」は1万5800円。ネット接続はWi―Fiのみで、12月19日から出荷する。

 ファイアとファイアHDでは電子書籍に加えて音楽やゲームを購入したり、インターネットに接続したりできる。音楽の楽曲数は2000万曲。購入した楽曲のデータは端末にダウンロードできるほか、アマゾンのクラウドに保存してストリーミング(逐次再生)で聞くこともできる。

 3機種はアマゾンのウェブサイトのほか、ビックカメラや上新電機、ケーズホールディングスなどの店舗でも購入できる。