アラスカ物語 第2話

9/6(火曜)カンティシュナ
今日は朝方から晴れ間も除くいい天気。朝から中級のハイキングツアーに参加。朝ごはんはロッジが提供するセルフの食事。各種パン(ベーグル、食パン、デニッシュ)、ジュース、コーヒー、スクランブルエッグなどなど。
 
食事もそこそこに車に乗り込み、ハイキングポイントへ。シアトルのREIで高いハイキングシューズを買ってきた甲斐がある道のようです。車はワンダーレイク方面へ向かい湖付近の坂を下りてハイキング口(トレイル)に到着。トレイル口には「熊注意」の大きな警告付でお出迎え。早速トレイルを歩き始める。今日のトレイルは比較的平坦で真っ赤に紅葉したブルーベリーの草原を超え、氷河の小川をいくつか越え、黄色の紅葉のした林を抜けるものだった。時々、熊が木を引っかいた形跡や熊の新鮮な足跡等もあったが、ロッジのガイド付きなのでそれ程心配もないです。1時間ほど歩くと大きな幅4-5KM程の川の淵に到着、ここからマッキンレーを含む氷河をかぶった山々を眺めながらしばし休憩。しかし、マッキンレー、通常は雲の上に山頂があるために山頂が見えない。たまに雲の切れ目に見えそうになるのだが、それが思ったよりずっと雲の上。川辺で持参したランチボックス(ターキーのサンドウイッチ、洋ナシ、グレイプとクランベリーのジュース、それにクッキー)を食べた。景色がいいと旨い!川辺で雲の切れ目を見ること1時間。(歩いているときは本当に暑いのですが、川辺で休憩していると寒く感じます。)雲も少し増えてきたので帰路に。帰り道歩きながら思ったが、本当に自然の中のトレールで歩いていて気持ちがいい。他の国立公園ではトレールが少し混雑して人工化されたところもあるが、ここはまさに乾いた川跡の石道を歩いたりと、いい感じ。
 
1時間弱で漸く、車を止めた場所に到着し、車に乗り込みワンダーレイクを通り、ロッジに戻る。今回のガイドはアラスカの東部出身の大学生の男性でした。(いわゆる地元原住民)アラスカ大学で映画を専攻しているそうですが、がっちりしたちょっと寡黙な感じの人です。歩くのが早くて時々、休憩をお願いしました。
 
午後になって雲が少し厚くなり小雨が降ってきました。ワンダーレイクまでロッジが歩いていこうかと思ったが、途中で引き返してきました。
 
夕食はムースクリークという小川を眺めながら、ロッジの食堂でサラダ、チキンの照り焼きとパスタ、デザート、コーヒー。ワイン少々。
 
9/7(水曜)カンティシュナ
残念ながら朝から雨。朝食は昨日と同じようなメニューをバッフェ形式で取る。朝9時に早速車へ向かい、中級ハイキングにガイドと行くことに。今日は雨にも関わらず総勢8人が参加することに。
今日はKantishnaの西側にある山に登山。(ハリケーン・リッジ)急な坂をへーへーいいながら歩くこと1時間(きつい!)雷鳥が途中に道にいて一緒に歩くのは結構楽しかった。途中何度もも休憩をガイドに頼んでは何とか山頂付近に到着。山頂付近は風が強く、少し寒い。雨があられに変わる。少し岩場のスティープな道を歩いたが、ガイドが今日は風も強くアラレもふっているし、このまま歩き続けるか戻るかどうする?というので私の独断で戻ることにした。結局12時前に宿に戻る。
 
ランチを宿でとったが、暖かいビーフスープが出てきて、サンドウイッチ、デザートというものだった。こういう日は暖かいスープが助かる。
 
午後はアラスカで毎年行われる犬ぞりレースの説明会にロッジで参加し、ロッジ奥で飼っているハスキー犬などを見に行く。7-8匹はいたが、犬によって性格がかなり違い、雨にも関わらず自分の犬小屋の屋根に上って大声でお出迎えのものもいれば、犬小屋にこもったまま、目を細めてこっちをみているものまで、それぞれだ。最初は沢山の人が着たので驚いて興奮していたが、だんだん慣れてきたのか落ち着いてきたようだ。なかなか愛嬌があってかわいい犬だ。
 
その後、砂金取りのツアーに参加しようかと思ったが、雨で寒いのでやめておけ(川に手を突っ込んでやるらしい)、とロッジの人がいうので、やめて、近くのノースフェースロッジまで散歩に出かけた。車の走る山道を延々歩くこと50分ようやく到着。ロッジのオバサンが出迎えてくれ、なんとクッキーと紅茶を出してくれた。ロッジでは雨の為か映写機を使った自然の写真の説明会が行われている真っ最中で15人くらいの宿泊客が熱心に見入っていた。しばらく休憩ののち、まだRoadhouseに向けて歩き始める。赤みがかった黄色の紅葉の林並木が綺麗で、またムースクリークの川の音が耳に心地よい。
 
宿について早速夕食。今日はサーモンだ。アラスカに来たからにはサーモン。美味しかった。

 
9/8(木曜)カンティシュナ⇒デナリ公園駅⇒フェアバンクス⇒チナ

今日は公園駅に向けて出発する日。バスが朝6時半に出発なので、朝4時過ぎに起床。パッキングと風呂に入り、約束の5時半に朝食のために食堂に向かうが誰もいない。暫くすると運転手が現れて「何で誰もいないんだ?」 といぶかっている。他の乗客も集まってきた。行きのバスで一緒だったアラスカで4ヶ月働いていたというシカゴ在住のおばさん、自称プロの写真家という写真オジサンも朝食にやってきた。パンケーキらしい匂いはするのだが誰もいないらしい。6時頃になって寝坊したらしいスタッフがあわててやってきて朝食の準備、パンとヨーグルトが出てきて、次はコーヒー、最後に漸くスクランブルエッグ登場。作りながら出している…..結局バスに乗り込んだのは6時45分頃。
 
バスが出発。朝まだ薄暗い中を山道を走りワンダーレイクを超えたあたりで突然、道路左手すぐにムース登場。写真バシャバシャ。早朝と夕刻遅くは動物が道脇に出てくるらしい。暫くいくと今度はグリスリーベアがやはり左手すぐに登場。大抵、ノースフェースロッジ・キャンプデナリのバスが先に動物を発見して見学しているので分かりやすい。またまた左手にムース。こんな近くでムース見られるなんて!という距離だった。
 
その後バスは道を登り始める。途中、川沿いの国立公園事務所でトイレ休憩。事務所といっても白い大型テントがはっってあるだけだ。中は温風が出ていて、お土産屋と案内センターがある。ここまで既に2時間弱。その後、荒涼とした大河沿いの道を走り続ける。高度が高いせいか、雨は雪に変わっていた。初雪….山肌は白く積もっている。
 
バスは走る走る。途中で公園駅から出発したバスバスバスとすれ違う。運転手が朝のラッシュアワーを乗り越えないとといっていたが、この逆方向のバスのことだったということがわかった。
 
公園駅に近づくにつれ、雲の合間に晴れ間がのぞいてきた。晴れ間からの光の光線が白い氷河山肌を部分的に照らす。すると、写真オジサンが「ちょちょっと止めてくれ。写真とりてぇー、という。」山肌をスポットライトのようにさす光の光線を撮りたいらしい。私も一緒になって写真バシャ。
 
公園駅まであと30分くらいの距離になると鮮やかな晴れ間が広がり、美しい黄色く紅葉した林が広がり始める。写真オジサン、これにも反応してしまい、運転手に「後でここに戻ってきたいのだが、ここは何ていう場所だ?」と聞いていた。昨夜、ロッジでLA行きの飛行機の手配をこのオジサンしていたのに、そんな暇あんのか?とちょっと心配になる。。。
 
12時少し前に駅到着。アンカレッジ行きはすぐにくるのだが、これから乗るフェアバンクス行きは3時45分発。時間があるので、公園のレストランでサラダとハンバーガを食べ、公園事務所のレンジャーと30分のツアーへ。虹が大きく出ている。ビジターセンター付近の林の中を歩き、主に植物の説明。よく見ればクランベリーが道沿いに沢山実をつけている。歩きながらクランベリーをむしゃむしゃ食べながら説明を聞く。時々木の皮がはがれているのはムースが皮を食べているからだそうだ。ツアーの後は列車の線路沿いを北上して近くの湖まで散歩。
 
そうこうしているうちに列車が到着して乗り込む。天気もすっかり回復して気持ちがいい。列車は川沿いの断崖絶壁をゆっくり暫く走る。そばでヘリコプターが列車についてきて煩いなと思ったら、このへり、どうやらこの列車と見事な紅葉を商業用に撮影していた。そういえばこの列車、赤みがかった黄色の山々の中を走っている。途中いくつも真黄色の山があった。1時間ほどたつと山並みはなくなり、列車は黄色い林の中を滑走しはじめる。食堂車で夕食。サラダ、ハリブとサーモン、デザート。フェアバンクス到着は8時15分定刻。チェックインした荷物を受け渡し場所でピックし、今日宿泊のチナホットスプリングの車に乗る。駅を出ると車はひたすら黄色く紅葉した林の中を走り続ける。途中、チナ川の中にはムースの姿も。林を走り続けること1時間半。フェアバンクスが100KM弱の宿に到着。一番安い部屋を予約したので部屋が狭い古い。日本のシナビタ温泉宿の小部屋のようだ。シャワーしかない。取り合えずシャワーを浴びて温泉や売店などを見学。横になる。
 
深夜12時過ぎよりオーロラ(ノーザンライツ)をチェックし始める。2時半頃ノーザンライツ登場。白い雲のようなものが現れては消える。始めは白い微妙な光の塊だが、それが横に段々と広がり光のカーテンを作っては消える。淡い色だ。そんなオーロラショーをロッジの飛行場で暫く堪能する。今日は日本人のツアー客も沢山きていて沢山の人がオーロラを見学していた。オーロラは以前、JALの機内から見たことがあるがこれが2回目。機内からみたときは延々1時間以上、窓の外にオーロラが見えた。